【仕事をより向上させるために】の振り返り

七番目の大きな章である「仕事をより向上させるために」を読み終えました。
前の章に続いて、どのような感想を持たれましたでしょうか。
それではここでも、私なりに各小章について、理解した内容を以下に要約してみます。

「自分の仕事」:仕事は世の中にやらせてもらっている。仕事の成果は世の中が決めるので誠実に謙虚に熱心に取り組む。
「働き方のくふう」:楽する工夫はいいことだ。仕事に創意工夫を凝らして楽々と働いて大きな成果を出す。
「しかも早く」:早くて丁寧な仕事が一番。限られた時間のなかでいかに念入りに仕事をするかが求められる。
「けじめが大事」:けじめをつけない経営は破綻につながる。躾を身に付けておくこと。
「旗を見る」:やりっぱなしではなく結果を確認する。確認することが明日からの成長につながる。
「つきまとう」:自分の仕事に最後まで責任を持つ。本当に役立つ仕事ができたかをとことん確認して仕事の質を高める。
「引きつける」:熱意が人を引き付け協力者も出てくる。一生懸命に精魂込めて仕事に打ち込む。
力をつくして」:やり切った感を味わう。自分をほめてやりたいほど努力しつくした時に味わえるのが仕事の喜び。
「おろそかにしない」:報連相をおろそかにしない。凡事を積み重ねたうえに信頼感が生まれる。
「プロの自覚」:給料をもらった時点でプロである。技能人やスポーツ選手のプロと同じであるとの自覚を持って仕事をする。

以上のことから、松下幸之助氏はこの章では次のことを言いたかったのではないでしょうか。
「自分の仕事は真心こめて磨き上げ育て上げる気持ちで取り組む」
もっと言えば、
「真心を込める」
ということ。

そして最後にある締めくくりの文章を引用します。

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平和に 幸せに暮らすための 大切な約束なのだ
法律やルールを おたがいに きびしく守ろう
なすべきこと なすべきではないことの区別を
大人も 子どもも ひとしく心に刻みつけてこそ
この国の政治も 経済も 文化も 教育も
民主主義の国にふさわしい 能率的な
いきいきとした 発展の道を歩むことができよう
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松下幸之助氏は、平和で幸せな社会を築くためには、法律や社会のルールを一人ひとりが厳格に守ることが不可欠であると説いています。
何をなすべきか、何をしてはならないかという基本的な区別を、大人も子どもも等しく心に刻まなければなりません。
こうした規律と自覚が社会全体に根づいてこそ、政治・経済・文化・教育のあらゆる分野が健全に機能し、民主主義国家にふさわしい、活力と能率に満ちた発展が実現するのです。
自由とは勝手気ままを意味するものではなく、互いに約束を守り責任を果たす中でこそ、本当に生きたものとなるということなのです。

『道をひらく』(松下幸之助著)を読む80➩

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