九州農業WEEK


先日、熊本で開催された「九州・農業WEEK」に参加してきました。
今回は、食に関する新しい事業展開のヒントを探る目的で、展示会とあわせて農業関連のセミナーにも足を運びました。
九州といえば、言わずと知れた農業の盛んな地域。
会場には九州各地はもちろん、沖縄や関東方面からも多くの参加者が集まり、活気に満ちた空間となっていました。
まさに「食と農」の熱量を肌で感じる時間でした。

農業従事者の“働き方”と“誇り”に学ぶ
今回のセミナーで特に印象的だったのは、農業従事者の皆さんの仕事に対する姿勢です。
彼らの働き方、そして食を支えるという仕事への誇りには、私たちが日々行っている企業向けのリサーチやコンサルティングとはまた違った価値観がありました。
現場のリアリティに触れることで、「食」をめぐるビジネスと生活の接点に改めて目を向けることができ、とても意義深い経験となりました。

農薬も化学肥料も使わずに、美味しくて栄養価の高い野菜が育つ?
もう一つ、驚きと感動があったのは、「農薬や化学肥料に頼らなくても、美味しくて栄養価の高い、しかも虫に食われない野菜が育てられる」という事例に触れたことです。
これまで私は、将来的に化学肥料の輸入が難しくなる可能性や、健康志向の高まりによる農薬規制の強化といったリスクを漠然と感じていました。
でも今回、実際にそれに対応する技術や実践があると知り、「これは未来への希望かもしれない」と心が明るくなりました。

私たちのリサーチは、食の未来に何ができるか
今、日本の農業は大きな転換点にあります。
従事者の高齢化・減少が進むなか、どうやって食の安全と供給を守っていくか——。
その課題に対して、私たちがこれまで積み上げてきたコンサルティング リサーチの知見が、少しでも貢献できるのではないか。
そんな手応えを感じ始めています。
農業や食の分野には、まだまだ自分の知らないことがたくさんあります。
でも、それが逆に新しい気づきや可能性につながる。
だからこそ、これからも九州という「食のアイランド」で、食と健康の未来について、学びを深めていきたいと思います。

⇦「『道をひらく』(松下幸之助著)を読む40」


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