【自信を失ったときに】の振り返り

六番目の大きな章である「自信を失ったときに」を読み終えました。
前の章に続いて、どのような感想を持たれましたでしょうか。
それではここでも、私なりに各小章について、理解した内容を以下に要約してみます。

「転んでも」:失敗から学ぶことが成功への道。真剣にチャレンジすること。
「失敗か成功か」:一度でも成功したことあればその成功体験は大きな学び。それが自信になる。
「紙一重」:人の差はささいなことでしかない。しかしその差で大きく人生が左右される。
「絶対の確信」: 過信は道を過つ。この世には絶対というものはないとことを知り謙虚に歩む。
「心を定めて」:  起こった災難を心から受け入れて努力する。災難がなかった時より大きく成長する。
「懸命な思い」: 道の起伏も大所高所から見たら平坦。気にせず毎日を懸命に生き人生を俯瞰する。
「窮屈はいけない」:身も心も伸び伸びと自由自在な姿でいる。そうすると刻々と変化する世の中に「柔軟に対応できる。
「ものの道理」:  地道な努力が成果につながるのがものの道理。楽して儲けたいという欲を持たない。
「ひとりの知恵」:分からないことはも分かっていることも人に聞く。人に聞くためには謙虚でなくてはならない。
「一陽来復」:窮境はそこに立って身をもって知ることができる好機。そこから一筋のチャンスを掴むことができる。

以上のことから、松下幸之助氏はこの章では次のことを言いたかったのではないでしょうか。
「人生で起こることは所詮大したことではないので、伸び伸びと生きていけばよい」
もっと言えば、
「小事にこだわらない」
ということ。

そして最後にある締めくくりの文章を引用します。

***********************************************************
おたがい 自分ただ一人の立場にこだわることなく
二十年後 三十年後の日本に大きく目をひらこう
人と人 団体と団体が ともにその独自性を活かしつつ
のびのびと活動できる秩序正しい自由の中にこそ
人間と社会の 限りない生成発展が約束されるのだ
補うべきは補い 助けるべきは助け合って
日本と世界を想う高い立場で 自由闊達の道を歩もう
***********************************************************


松下幸之助氏は、目先の利害や自分だけの立場にとらわれず、二十年後、三十年後の日本の未来を見据えることの大切さを説いています。
そして、人や団体がそれぞれの個性や独自性を活かしながら、秩序ある自由のもとでのびのびと活動できる社会こそが、真の発展を生み出すという。
互いに足りないところを補い、助け合いながら、日本だけでなく世界全体を思う高い視点に立つこと、そして、その広い志をもって自由闊達に歩むことが、人間社会の限りない成長と繁栄につながるということなのです。

『道をひらく』(松下幸之助著)を読む69➩

⇦『道をひらく』(松下幸之助著)を読む67


弊社へのご連絡は「お問い合わせ」メールをご利用ください。