みずから決断を下すときに:「自問自答」

自問自答の力
「本当にこれで良かったのか?」
「自分の判断に誤りはなかったのか?」
松下幸之助氏は、このように自分に問い、そして自分で答える「自問自答」こそ、真の知恵を生み出す源泉であると説いています。
決断の場面で繰り返し自らに問いかけることで、思考は深まり、判断は研ぎ澄まされ、やがて確かな自信へとつながっていくというのです。

他人の評価に揺さぶられる私たち
しかし、私たちは日常の忙しさに流され、つい「自問自答」を怠りがちです。
その代わりに、他人の評価ばかりを気にしてしまう。
上司の言葉に喜び、顧客の反応に落ち込み、成果の評価に一喜一憂する。
もちろん、他人からの評価は無視できません。
けれど、それだけに依存してしまうと、軸のない漂流者のように心が揺れ続けてしまいます。

自らを見つめる習慣を持つ
松下氏が私たちに示すのは、もっと根源的な姿勢です。
――まず、自らを見つめること。
――そして、自分の行動や判断を、自らの目で評価すること。
この「内なる対話」を習慣にすることで、人は初めて揺るぎない勇気と確信を得ることができます。
やがてその確信は、自然と他者からの評価にもつながっていくのです。

今日から始める自問自答
他人の目を気にする前に、まずは自らの内面に問いかけてみましょう。
「この判断は正しかったのか」
「この行動は誠実だったのか」
一つひとつの問いに、自ら答えてみること。
その小さな一歩こそが、自己成長の確かな出発点となり、あなたを次の高みへと導いてくれるはずです。

⇦「『道をひらく』(松下幸之助著)を読む45」


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